荒店さんから他家に嫁いだ娘 “あい”さん(明治32年8月10日生)のつるし飾りです。母親のなみさんか、姑のまちさんが作ったのではないかとのお話ですが、初節句が明治33年3月ですので、百年は経っています。 桃・猿・三角・巾着・うさぎ、うぐいす・貝・まくら・よだれかけなどが付いています。 桃は一つ桃・二つ桃・三つ桃と種類が多く、輪の中心のひもには凛々しいお顔の三番叟がついています。
昭和10年生まれの長女文子さんの初節句のために母いち子さんが作りました。 絹地とメリンス地で上に三角、下に花を配し、桃、猿、お顔つきのてるてる坊主を中心に作られています。
前田芳枝さん(昭和三年生)の初節句にお母さんが作ってくれたつるし飾りです。 縫い物が上手なお母さんは、いろいろな種類の飾りを作ってくれました。 短冊やきれいなお顔のお多福もついています。 お母さんが亡くなられてから、実家のタンスにしまってあったのが見つかり芳枝さんの手元に届きました。
山田およきさん制作のつるし飾り。大正7年生まれの姪たみ子さんの初節句に作られました。 山田家のつるし飾りは他の飾りと違って輪につるしてありません。 何かの木かは不明ですが、細かい木を束ねて針金で留め、松の枝と笹を配し、二羽の鶴と亀がついています。 束ねた木の下に三本のつるし飾りを飾りますが、中央の紐には訶梨勒(かりろく)があり、袋物の枝法を使い絹地で丁寧に仕上げています。 裁縫が上手になるように糸巻きと物差しもついています。